喫煙率は横ばい

喫煙による社会的損失は大きい。医療経済研究機構(東京・港)は肺がんなどに罹患(りかん)して医療費が膨らみ、働けなくなる人も増えるなどして年間約4兆円が失われていると推計する。

厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、2014年の喫煙率は19.6%。たばこ税が大幅に引き上げられた10年以降、ほぼ横ばいだ。男性の喫煙率は32.2%で、女性は8.5%。男性は30代、40代がともに4割を超す。

喫煙率が長いとがんだけではなく、脳卒中や心筋梗塞、肺気腫など様々な疾患リスクが高まる。喫煙者は吸わない人に比べ、平均余命が10年ほど短くなるとされる。「やめたい」と考える人は喫煙者の約3割。こうした人の治療支援とともに、そう考える人を増やす啓発が必要とえそうだ。

日経新聞(2016年6月12日)より